基板パターンとは?
まず基板のパターンとは?という疑問を抱く方もいらっしゃると思います。
パターンとは、部品と部品をつなぐ銅線です。
説明より、画像を見ていただくと、一発でお分かり頂けると思います。

そう!部品と部品をつなぐ線です!!
ブレッドボードで工作をしている方などは見たことなくてもおかしくないと思います。
回路図や教科書で普段勉強していると見かけませんよね、、、
実際世の中の製品は基板にエッチング加工を施して、パターンという線で部品を結合します。
ブレッドボードにジャンパ線での接続だとスペースを取りますし、線が抜けて大惨事になりかねないので💦
本記事ではこのパターンの幅について、書こうと思います。
パターンの幅は何で決まる?
パターンの幅は、「電流の大きさ」と「銅箔の厚さ」で決まります。
電流の大きさに関して
⇒通信につかる信号線などは電流が小さいので、パターン幅を狭く設計します。
反対に、電源線などは比較的に大電流が流れるので、パターンの幅を広く設計する必要があります。
銅箔の厚さに関して
⇒一般的なプリント配線板(PCB)では、35μm(1oz)の厚さのものが最も使用されています。
”1oz” は、”1オンス” と読みます。
「1平方フィート(ft²)あたりの銅の重量が1オンス(約28.35g)」という意味です。
では実際、一体どれぐらいの幅に設計すればよいのか?
目安として、1Aの電流に対して1mm ぐらいの幅がおおよその目安とすると良いでしょう。
パターン幅が小さすぎると、、、、
- 流せる電流が少ないので、流せる電流が制限され過電流による発熱や焼損の恐れがある。
- 抵抗値が増加するので、電圧降下が大きくなり電力損失が大きくなる。
パターン幅が広すぎると、、、、
- 基板スペースの無駄
基板には多くの部品を乗せるため死活問題です。
まとめ
パターン幅は、電流の大きさと銅箔の厚さで決まります。
みなさんも基板に実装する際は、状況に応じた最適な幅を設計できるようになりましょう。
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