酸化被膜による、スイッチの接触不良について

設計技術

スイッチの接触不良とは?

スイッチが正常に動作しない原因の一つに酸化被膜による接触不良がある。
本記事では、酸化被膜の原因、影響、対策について記載する。

酸化被膜とは?

酸化被膜とは、金属の表面にできる膜のことです。

酸化被膜がスイッチに与える影響

酸化被膜は、絶縁性をもつため電流を通りにくくします。

酸化被膜の主な原因

湿気や空気中の酸素による金属表面の酸化などが原因で生じます。

酸化被膜を防ぐ方法

酸化被膜を防ぐ方法はいくつかありますが、本記事では代表的な2つを紹介します。

  1. 金メッキされたスイッチを使用する
  2. 一定以上の電流を流す

1.金メッキされたスイッチを使用する

金メッキは銀や他の金属に比べて腐食しにくいので、酸化被膜の形成を防ぐことができます。

2.一定以上の電流を流す

一定以上の電流を流すことにより、酸化被膜を破壊することができます。
OMRONの記事(参考)にによると、48V100mA以上が必要らしいです。

まとめ

酸化被膜はスイッチの接触不良を起こすため、適切に対策をとることにより防ぐことができる。

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