前回の記事では、村田の超小型DC-DCコンバータ LXDC55 を「無負荷」で軽く動かしてみました。
今回は少し踏み込み、
- 実験1:入力電圧を12V→9Vに変化させたときのラインレギュレーション
- 実験2:可変抵抗で負荷を変えたときのロードレギュレーション
の2つを試してみます。
今回のロードレギュレーションでは、思わぬハプニングが発生。
なんと、
可変抵抗の金属部分が熱で “赤く光る” という事件が起きました。
実験環境
計測:デジタルマルチメータ(電圧・電流)
DC-DC:村田 LXDC55
出力設定:5.0V
電源:12Vアダプタ(実験1)、9Vアダプタ(実験1)、5V出力側(共通)
負荷:50kΩの可変抵抗器(実験2)
実験1:ラインレギュレーション
― 入力 12V → 9V に変化させてみる
まずは LXDC55が入力電圧の変動にどれだけ強いのか を確認します。
● 手順
- 出力を5Vに固定
- 入力を 12V → 9V に切り替え
- 出力電圧の変化を測定
● 結果(概要)
- 12V入力時:5.00V ピタリ
- 9V入力時:5.00V ピタリ

誤差はデジタルマルチメータの 1/100刻みでも変化なし。
ラインレギュレーションは かなり優秀 です。
入力電圧をふらつかせても出力はビクともしない。
さすが村田、という感想。
実験2:ロードレギュレーション
― 50kΩの可変抵抗で負荷を変える
負荷をゆっくり変化させ、LXDC55のロードレギュレーション(負荷変動への耐性)をチェックします。
手順
- 出力側に 50kΩの可変抵抗器 を接続
- 抵抗値をゆっくり下げていき、負荷電流を増やす
- 5V出力がどれだけ変動するかを観察
最初は
- 50kΩ → 約 0.1mA
- 抵抗値を下げると数mA〜数Aへ
と増えていきます。
そしてトラブル発生……
抵抗値をさらに下げて、電流が増え始めたころ、
可変抵抗器が じわ〜っと熱を持ち、ついに“うっすら光る” 現象が発生。
今回の発光の原因は、
可変抵抗に“電流を流しすぎた”ことによる過熱 でした。
幸い、煙も火も出ず、
“光っただけ”で済みましたが、
過電流による過熱は危険なので真似禁止です。
出力電圧の変動
結果として、
負荷電流が増えても 5V → 4.99〜5.00V の範囲 で非常に安定。
ロードレギュレーションも優秀でした。
まとめ
LXDC55は入力が揺れても、負荷が変動しても、ほぼ5V固定で出し続ける非常に優秀なDC-DC という印象でした。
個人的には、
「負荷実験中に可変抵抗が光った」
という予想外のイベントのおかげで、かなりインパクトのあるレビューになりました(笑)



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